2021.03.10互換インクとは?純正品との違いやデメリットまで紹介します
プリンターのインク交換をする時「互換インク」という言葉を聞いたことがあると思います。
実はプリンターのインクには「互換インク」と「純正インク」があり、それぞれに特徴があるのをご存知ですか?
この記事では、互換インクとは何なのか、純正インクとの違い、メリットやデメリットについて解説します。
そもそも互換インクとは?
互換インクとは、プリンターメーカーとは異なるメーカーが製造したインクのことです。
プリンターメーカーが販売するインクのことを、純正インクと呼びます。
販売しているメーカーは異なりますが、純正インクと互換性があるので問題なくプリンターに使用できます。
販売されているプリンターそれぞれに対して、互換性のあるインクが販売されています。
再生インクと互換インクの違い
互換インクとは別のものとして、再生インクと呼ばれるインクもあります。
再生インクは、使用済みの純正インクを回収・リサイクルして、新しくインクを補充した製品です。リサイクル製品とはいえ、リサイクルの費用が加わると、互換インクよりも価格が高くなる傾向にあります。
互換インクの販売理由
プリンターメーカー以外の製造メーカーから、互換インクが販売されているのは、なぜでしょうか?
その理由は、純正インクの値段にあります。
プリンターのインクは消耗品であり、頻繁に交換しなければなりません。
そのため消耗品であれば、ユーザーはなるべく価格が安いものを使用したいものです。
そこで非プリンターメーカーが、コストの安い互換インクを販売しているのです。
しかし純正インクの値段は高いものの、互換性インクに比べて高品質になります。
「純正インクで印刷した写真は100年以上劣化しない」とアピールするメーカーもあるほどです。
長く残したい写真などには、純正のインクがおすすめです。
「結局、純正インクと互換インク、どちらを選べばいいの?」という方のために、続いて純正インクと互換インクそれぞれの特徴を紹介します。
純正インクのメリットとデメリット
まずは純正インクのメリットについて見ていきましょう。
純正インクのメリット
純正インクは品質が高く、印刷物が劣化しにくいのがメリットです。
耐水性と対光性が高く、写真なども綺麗に印刷できます。
また、プリンターと同じメーカーが製造しているインクのため、トラブルも起きにくいという安心感があります。
安心してインクを使用できるのが、純正インクの特徴です。
純正インクのデメリット
純正インクのデメリットは、価格が高い点につきます。
たくさん印刷する場合は、インク費用がかさむでしょう。
そのため、コストが互換インクに比べて高くなってしまいます。
互換インクのメリット
互換インクは純正品よりも価格が安く、経済的な点がメリットです。
インクは消耗品のため、何度も購入するのであれば安いに越したことはありません。
互換インクによっては、純正インクよりも容量が多く入っているお得な製品もあります。
価格が安いと品質が気になるところですが、純正インクと同程度の品質の製品もあります。
以上をまとめると、純正インクよりもコスパが良く、同じように機能するのが互換インクのメリットです。
プリンターのメンテナンス(ヘッドクリーニング)を気兼ねなくできる
インクジェットプリンターは、ホコリの付着やインクが乾燥するなどして、目詰まりが起こります。
その問題を解決するために、定期的にヘッドクリーニングを行ってメンテナンスをする必要があります。
ヘッドクリーニング時はインクを大量に消費するため、純正インクを使用している場合は「インクがもったいない」と、感じることもあるでしょう。
しかし互換インクは低価格なので、コストを気にせずにヘッドクリーニングを行うことができます。
互換インクのデメリットは?
一見すると良いところしか見えない互換インクですが、いくつかデメリットもあります。
稀に不良品がある
互換インクは、ごく稀に不良品があります。
例えばプリンターが互換インクを正しく認識しない、インクが出にくくて紙に印字されないといったトラブルがあります。
しかし不良品の発生率は低く、あまり心配はないでしょう。
印刷物の耐性が劣る
互換性インクの印刷品質は、目で見ただけではほとんど違いはありません。
しかし時間の経過とともに、純正インクよりも互換インクの方が印刷物の劣化が早い傾向にあります。
販売する互換インクのメーカーによっても、耐光性や耐水性に違いがあります。
互換インクは故障時に不利
プリンターの故障などのトラブルが起きた時、互換インクを使用しているとデメリットがあります。
メーカーの保証期間内だとしても、無償修理の対象外となってしまう可能性があるからです。
互換インクを使用する場合は、修理保証の内容を確認してからにしましょう。
まとめ
ここまで、互換インクとは何か?そのメリットやデメリット、トラブルや純正インクとの違いについて解説してきました。
互換インクは低価格で、基本的には純正メーカーと同じ品質のインクです。
そのため、通常の印刷であれば問題なく使用できます。
ただし、印刷物の質は純正品に劣る部分もあります。
大切な写真などをメインで印刷する場合は純正インク、テキストなど文字の印字がメインの場合は互換性インクなど、使用目的に合わせてインクを選ぶと良いでしょう。
互換インクは、純正インクに比べて、ランニングコストが安く抑えられます。
ただしプリンターの故障などのトラブル時は、保証期間内であってもメーカー保証が適用されない可能性があるので注意しましょう。
おすすめのインクジェットプリンター
インクジェットプリンターのEPSON PX-5080がおすすめです、
製品・インクについてなど何でもお気軽にご相談下さい!