2021.04.23再リースとは?メリットやデメリット・買い替えとどっちがお得?
会社で使用するコピー機や複合機などのOA機器は、リース契約というケースが多いでしょう。
そんな中、契約満了の時期が近づくと悩むのが「再リースをするべきか」です。
コスト面を考えると再リースの方がメリットは高いように見えますが、買い取りを検討するケースも珍しくありません。
そこで今回は、再リースのメリットやデメリット、契約満了後は買い取りとどっちがお得かなど、詳しく紹介します。
再リースとは?
再リースとは、中長期間リース契約したコピー機や複合機が契約満了を迎えた時、再度契約することをいいます。
リース契約はレンタルと似たような手法ですが、異なる部分があります。
レンタルは最低1日以上で日・月単位で物を借りることが前提です。
いつでも途中解約ができますが、リースより料金が高めで契約満了後は返却しなくてはいけません。
一方、リース契約は、最低半年から1年単位で契約をし、原則的に中途解約はできません。
また、保守やトラブル修理はリースした側でおこなうのが一般的です。
おもにオフィスで利用する、複合機やパソコン、サーバーなどの機器に利用される方法で、レンタル料に比べると料金が安く設定されています。
契約満了後は、リース会社に返すか再リース契約で契約期間の延長するか選べます。
再リースのメリットは?
再リースの最大のメリットは「手間がかからずコストが安い」部分です。
OA機器の費用を安く抑えられることは大きなメリットで、再リースするとリース料1ヶ月分で年間契約できる場合も。
「これでは、リース会社の利益がないのでは?」と思いますが、前回支払ったリース料金でカバーできるため、別途追加で費用を請求することはありません。
基本的に再リース契約は1年ごとの更新なので、少額のコストでコピー機や複合機などOA機器を利用できます。
また、新しいOA機器に買い替えたり導入を組み替えたりすると、パソコンやネットワークの設定を1からおこなわなくてはいけません。
再リースは今まで使っていたOA機器を引き継いで使えるため、作業の手間なく仕事できるのもメリットのひとつです。
再リースのデメリットは?
再リースのデメリットで大きいのが「旧モデルを使うため、最新機能や保守は未対応」となることです。
OA機器は時代に合わせた新機能を採用し、最新モデルを常に研究・開発しています。
5年のリース契約で複合機を使っている場合、新しい機能は搭載されていません。
便利な最新機能が使えないことで、作業効率が上がらない、などのデメリットが出る可能性があります。
また、5年以上の古いタイプのモデルは、故障などトラブル時に交換パーツの入手が困難というケースもあります。
再リースの保守費用はリース時と同じ場合が多いのですが、生産がストップするような古いタイプの場合、保守契約できない時もあるので気をつけましょう。
再リースと買い替えお得なのはどっち?
低コストが魅力の再リースですが、「最新モデルが使えない」「自社の物にならない」などの理由から、買い替えを検討する場合もあると思います。
買い替えの場合は、コピー機や複合機を新たに購入するのが一般的です。
その場合、会社の所有物になるため、数年単位で発生するリース代はありません。
また、契約期間中は解約できないといったデメリットもありません。
ただし、OA機器を購入する費用はかかります。
また、新にOA機器を購入した際の経費は、減価償却分のみで全額つけることができません。
しかし、再リースは微々たる額ですが、全額分を経費計上できるため、税金的にもお得です。
パーツの供給面で見ると、再リースも旧モデルのOA機器を使うため、7年や10年と長いこと使い続けていると、生産終了で修理に必要な部品を入手できない可能性があります。
しかし、初期費用や経費でいうと再リースの方がお得度は高いでしょう。
再リース契約する時の注意点
リース会社の多くは、再リース契約が自動更新です。
更新ペースは1年単位からで、基本的にオフィス側から連絡がなければ再リース契約します。
「最新モデルのOA機器を使いたい」「買い替えを検討している」のであれば、最新モデルのOA機器と入れ替えてリース契約するのも方法のひとつです。
再リース契約はコストを大幅ダウンできますが、機能性やメンテナンス性に欠けるというデメリットがあります。
リース契約は途中解約ができないため、再リース契約の更新時期が来たらどちらがオフィスにとっていいのか考えましょう。
まとめ|再リースするかコスト面で考えよう
再リースはオフィスのコスト削減や入れ替えの手間を省けるため、メリットが大きいです。
しかし、リース契約は5年以上と期間が長いため、場合によって機能性や修理・メンテナンスにデメリットを感じることでしょう。
再リースする際は、OA機器の機能も踏まえ、買い替えとどちらがいいのかをよく考えて検討しましょう。