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2021.09.28感熱紙はコピー用紙として使える?2つの違いと特徴を解説

普通のコピー用紙に比べて、使う機会が少ない感熱紙。
「一度も使っていない感熱紙が余っていてもったいないから」と、コピー機や複合機でコピーしようとしていませんか?
2つの用紙は特徴がまったく違うので、使い方を間違えると思わぬトラブルになりかねません。
今回は感熱紙とコピー用紙の違いについて、詳しく解説します。

感熱紙はコピー用紙として使える?2つの違いと特徴を解説

感熱紙はコピー用紙として使えない!

見た目で分かるように、感熱紙とコピー用紙は種類の違う紙です。
そのため、コピー機や複合機などでコピー用紙として使うと、印刷面が真っ黒な状態で出てきます。

例えば、会社で大切な資料を作成する時、感熱紙へコピーしてしまうと文字が読めなくなったり文字が消えてしまったりと、トラブルを起こすこともあるでしょう。

感熱紙をコピー用紙にするのは危険</h3>

感熱紙は、コピー用紙やレーザー用紙などに比べ、薄くて柔らかい紙質です。
感熱紙の使用を想定していない機器を使用すると、紙詰まりや発火・発煙を引き起こす危険性があります。
火災の原因にもつながりかねないので、感熱紙の取り扱いには注意が必要です。

感熱紙とコピー用紙の違いは?

感熱紙は一般的に、ワープロやFAXの用紙として利用されています。
コピー機や複合機で使うコピー用紙とは特徴がまったく違うので、印刷する時は2つの特徴をしっかり把握しておきましょう。

2つの紙は触った時の感触や見た目で分かります。

 

感熱紙

コピー用紙

用紙の表面

ツルツル素材

光沢感がある

マットな素材

用紙の裏面

マットな素材

マットな素材

用紙の感触

表面:潤い感がある

裏面:乾燥状態

乾燥状態

その他

表面を爪で傷つけると黒くなる

爪で傷つけても黒くならない

感熱紙がどのようなものか分からないという場合は、レシートの紙が感熱紙なので、一度チェックしてみてくださいね。

感熱紙の特徴

感熱紙は、紙の表面に特殊な塗料が塗られています。
見た目でも分かりますが、普通のコピー用紙と違い、熱を受けた感熱紙が化学反応を起こし、色が変わって印字します。

印字するためにインクを必要としないため、小さなプリンターでも使用でき、スーパーやコンビニのレジ(レシート)、電気やガスなどの検針票など、身近な場所で感熱紙を活用しています。

コピー用紙の特徴

コピー用紙は、パルプから製造した紙で、インクジェットプリンターからレーザープリンターまで、さまざまなコピー機や複合機で使用できます。

普段使っているのは「非加工紙」と呼ばれるもので、写真やポスターなどを印刷する時は特殊加工した「加工紙」を使用します。

2つの特徴と使い方を、チェックしていきましょう。

 

非加工紙

加工紙

特徴

・表面加工していない紙

・コストが安く大量印刷向き

・写真やイラスト印刷に不向き

・特殊加工した紙

・発色が良くキレイに印刷できる

・紙が耐久性に優れている

紙の種類

・普通紙

・上質紙

・再生紙など

・光沢紙

・マット紙

・コート紙など

使い方

・請求書や資料作成など書類関係

・写真やパンフレット、広告など仕上がり重視の印刷

一般的には非加工のコピー用紙を使用することが多いと思いますが、大事な取引で使う資料や名刺を印刷する時は上質紙がおすすめです。
上質紙はパルプ100%なので、普通紙や再生紙に比べて印字がはっきりとキレイに見えるのが特徴です。

ただし、上質紙といってもあくまで文字の印刷向けなので、イラストや写真など見せるコピー用紙には向いていません。
コピー用紙を使う時は、目的に合わせた使い分けが必要でしょう。

感熱紙はコピーできない?最適な保存方法

感熱紙はコピー用紙と違って熱に弱い特徴があるので、コピーできません。
また、湿気や脂分を受けたり日光に当たったりすると、変色してしまいます。
印刷はもちろん、印刷後の印字が薄れて文字が見えなくなる可能性があるので、気をつけてください。

レシートを長期間保存していると、印字部分が見えなくなったり白い部分が黄色く変色したりと、さまざまなトラブルが出てきます。
感熱紙を保存する時は、直射日光が当たらず乾燥した場所が望ましいです。

感熱紙をどうしてもコピーしたい時は?

コピー機や複合機は熱でインクを転写するため、感熱紙を一般的なコピー用紙として使うことはできません。
どうしてもコピーしたい場合は、次の方法なら可能でしょう。

・感熱紙対応のFAXでコピー
・サーマルプリンターでプリント

感熱紙をコピーする時は専用の機器、または別の方法で印刷する必要があります。

まとめ|感熱紙のコピーに気をつけよう

感熱紙をコピー用紙として使う時は、印刷する機器に気をつけましょう。
コピー機や複合機は感熱紙が使えず、印刷できたとしても仕上がりは真っ黒です。

コピー機や複合機の機能を知りたい、コピー費を抑えたいなどで困っている時は、一度当社にご相談ください。

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