2021.09.29複合機のサイズ・重さで見る!オフィス向け複合機の選び方
オフィスは一般家庭と違い、サイズの大きな複合機を使用するケースが多いです。
複合機はいくつも種類があり、サイズや重さによって性能も変わってきます。
新規でオフィスに導入したり買い替えを検討していたりすると、どの複合機を導入するべきか悩む人も多いでしょう。
そこで今回は、一般的な複合機のサイズ・重さや、オフィス向け複合機の選び方について、詳しく解説します。
複合機のサイズを測る前にチェック!複合機の特徴
複合機は、大きく分けると2つのタイプがあります。
・自立タイプ
・卓上タイプ
各特徴を表にまとめました。
自立タイプ |
卓上タイプ |
|
特徴 |
地上に設置する大型複合機 |
デスクなどの上に置く複合機 |
給紙カセット |
~4段 |
~2段 |
価格 |
高い |
安い |
一般家庭で使用するコピー機・複合機は、卓上タイプに分類します。
スーパーやコンビニ、オフィスなどで使用する独立した複合機は、自立タイプです。
複合機の性能は、サイズや重さによって違うため、多機能の複合機を求めるなら、サイズの大きなタイプを選ばなくてはいけません。
ただし、複合機のサイズが大きくなると、設置スペースの確保が必要になってくるので、置き場所と機能性のどちらも考えて選ぶ必要があります。
複合機のサイズ・重さの平均はどれくらい?
複合機のサイズや重さは、メーカーや機種によって違います。
自立タイプの複合機だと「幅60cm、高さ115cm、奥行き60cm」が平均です。
昔のタイプは、幅80cmを超える複合機も多数ありましたが、現在はオフィスビル内の敷地面積などから、全体的にサイズが小さくなっています。
コンパクトな複合機は、コピーやスキャン、プリンターの基本的な機能のみ装備しているケースが多いです。
オフィス向けの複合機を求めるなら、両面スキャンや無線LAN、給紙カセットの豊富さ、大容量インク型など、機能性が充実したタイプがいいでしょう。
複合機のサイズから見る!オフィス向けの選び方
オフィス向けに複合機を導入する時は、サイズや重さだけではなく、別視点からチェックすることで使用時に不満がありません。
オフィス向け複合機を選ぶ時は、次のポイントを参考にしてみてください。
複合機のサイズだけで決めない
複合機のサイズが大きくなるほど機能性も充実しますが、大型になるほど置き場所や使いづらさを感じるケースがあります。
例えば、給紙カセットを引き出した時、デスクにぶつかって用紙を入れにくい。
複合機が紙詰まりを引き起こしたけど、設置した場所が狭くてコピー機が開かないなど。
機能性だけを重視すると、使った時にさまざまな部分でデメリットを感じます。
設置後のシミュレーションも忘れずにしましょう。
複合機のサイズはオフィス規模で選ぶ
複合機のサイズによって性能も変わっていきますが、オフィスの規模によって使わない機能が出てくる場合があります。
オフィス規模 |
おすすめサイズ |
特徴 |
小規模 (10人以下) |
50kg未満 |
・家庭向けインクジェットプリンターやレーザー複合機 ・最低限の機能を搭載 ・オフィスレイアウトが簡単にできる |
一般規模 (10~50人程) |
50~100kg |
・複合機の種類が最も多い ・オフィスで活用する機能が充実 |
大規模 (50人以上) |
100kg~150kg |
・高速印刷や高解像度で高性能 ・利用者別ログ記録やセキュリティ機能付きなど |
コピーの使用頻度が高いほど、複合機の故障率も高まります。
100人程の大規模オフィスに、50kg未満サイズの複合機を導入すると、インク切れや紙詰まりはもちろんのこと、機能性に不満が出てくるでしょう。
複合機のサイズが小さいと置き場所に困らないメリットが得られますが、同時に機能性に対するデメリットも出てきます。
複合機を選ぶ時は、オフィスの規模でサイズを選ぶのもおすすめです。
複合機1台導入の考えを止める
狭いオフィスに大きな複合機の設置は、圧迫感だけではなく社員の動線が悪くなり、業務に支障を与える可能性もあるでしょう。
複合機のサイズが大きくなるにつれて機能性もアップしますが、作業効率を考えるなら複合機を2台以上設置する方法もおすすめです。
設置場所として多いのが、複合機をよく使用する人の近くです。
例えば、大規模オフィスの場合、サイズの大きな複合機を1台中心に設置し、中小サイズの複合機を別の場所に設置することで、コピーするために広いオフィスを歩き回ることがなくなります。
どうしても複合機の機能を使いたい時だけ、大型複合機に向かうスタイルにすると、無駄な作業時間が減少するでしょう。
まとめ|複合機のサイズや重さからオフィスに導入しよう
オフィスに複合機を導入する時は、サイズや重さを重視するだけではなく、使用感についてもよく考えなくてはいけません。
従業員同士がすれ違うのがやっとのオフィスに大型自立タイプを設置すると、紙詰まりやインク交換などでトラブルが起きた時の対処が大変です。
どんな複合機を導入するべきか悩んでいる時は、一度ご相談ください。